とタイトルは威勢がいいですが、あくまでも、僕が「KUJIRA MUSIC」というオムニバスCDを作るときの手順です。
最近、同人CDを作ろうと思っている人も多いみたいなので、なにかの参考になればと思って書いてみます。
楽曲制作
ま、これがなければ始まらないわけで。
コンテンツそのものです。
楽曲制作は僕は以下の手順で行っています。
- 1コーラス分のメロディを作成する
- そのメロディをボーカルさんに送って、歌詞を書いてもらう
- 書いてもらった歌詞のイメージに合うようにアレンジ
- アレンジがある程度決まったら、ボーカルさんに仮歌をレコーディングしてもらって、ボーカルトラックをもらう
- 仮歌に合わせてアレンジをつめる
- MIDIで作成されたデータをトラックダウンしてオーディオに変換
- ミックスを行う
- ミックスの終わったカラオケで今度は本歌をレコーディングしてもらう
- 本歌を使って、最終的なミックス
ボーカルさんとのデータのやり取りは、基本的に僕のサーバ経由で行っています。でも、FTPとか苦手って人には、宅ふぁいる便などのファイル転送サービスを使ったりもしています。
歌詞が決まってからアレンジをするのは、出来るだけ歌詞の意味や雰囲気をアレンジに取り込みたいから、です。でも、最初からアレンジをきっちりする人も多いみたい。
通常、ここで作成した楽曲は、僕の場合先にネットで公開するので、ミックスしたものをネットで聞けるようにマスタリングして音圧をアップしたりという作業をしています。CD作成のときは、マスタリング前のデータを使って、収録曲全体をみてのマスタリングを行います。
ジャケット制作
ジャケットは、自分で描いちゃうことが多いのだけど、もし、自分で絵を描かないって人は、別途絵師さんを見つけてお願いする必要があるかも。
でも、CDのジャケットのデザインは普通のイラストとはサイズとか違うし、画面で観るデータではなくて印刷するデータなので(解像度が高いとか、CMYKで作るとか)その辺、注意する必要があります。
僕は、「
Trapのテンプレート」をベースにデータ作成をしています。
ジャケットだけでなく、CDのレーベル面に印刷をしたいときはそのためのデータを作成しておく必要があります。
曲順決定
CDに収録する曲を収録順に並べます。
何通りか曲順を作って、通しで聞いてみて、一番しっくりくるのを選んでいます。
マスタリング
マスタリングは、収録曲を聴いた時に同じような音量(音圧)で聴こえるようにするために行います。
この曲は爆音だけど、こっちの曲は小さすぎてボリューム調整をしないと聴こえない! とかだと困るので。
でも、僕の場合、自分で手がけた曲がほとんどで、すでにネットで公開するためのマスタリングをしていたりするので、それほど突っ込んだことはしてません。
もちろん、別の人にリミックスしてもらった作品があるときは、データをマスタリングしない状態でもらって、こちらでマスタリングしています。でも、人の作品のマスタリングはとっても神経を使います。できるだけ原曲のイメージを損なわないように、と。
あと、曲間を決めたりもします。だいたい、曲と曲の間に2秒くらいの空きを作っています。ただし、フェードアウトの曲とか、流れ的にもっと短くしたいって時は実際に聞いてみて良い感じの曲間を調整します。
CD焼き
CD焼くのは、PCでこつこつと手焼きしています。
焼くときは出来るだけ低スピードで焼いてます。
早くても8倍速くらいで。
でも、50枚を越えると手焼きも結構限界かなーと思っていて、そうなると、業者さんにお願いするしかないかもです。
CDコピーサービス、CDコピーの事ならTrap
こういうサービス使うのも良いかと。
パッケージング
焼いたCDのレーベルをプリンタで印刷して、ジャケットを紙に印刷して、カッターでカットして、二つ折りにして、CDケースに入れて......。
そんな作業を淡々と繰り返します。
これは、できればお友達を誘って数人でやった方が楽しいかもしれません。
もし、CDの枚数が多いようなら、このあたりも業者さんにお願いしちゃうって手もあります。
......と、ま、こんな流れになります。
結構やることが多くて大変なので、作業分担とか出来るといいかもしれません。
僕みたいに、一人で全部やると、時々泣きそうになります......。