2008年8月 1日 15:13
以前、「ヒビノアワ: できるだけお金をかけずにボーカル録音する方法」というエントリを書きました。
出来るだけ、安く機材を揃えて「歌ってみた」してみたり、音楽製作をしてみたりできるといいなーと思って書いたものでした。
が、あれから、1年半もたっているわけで、当然、いろいろ新しいものも出てきています。
そこで、改めて「できるだけお金をかけずにボーカル録音する方法」について考えてみたいと思います。
まず、必要なものについておさらいしてみましょう。
マイクは、それほど高いものでなくても良いのではないかと思っています。
自宅で録音するわけで、あまりにも感度の良いものだと余計なものを拾ってしまう可能性もあるし、コンデンサーマイクなどだと保管が面倒です。
マイクは安いものから高いものまでいろいろあります。
個人的には僕も使っているので、
それと、このマイクを使うならケーブルも別途購入する必要がありますね。
このあたりをおすすめしますが、とにかく安く揃えたい! という人は、
このあたりを試してみて不満が出たら良いマイクを買うというのも良いかもしれません。
ただ、どんなに安いマイクを買って値段を抑えても、これだけは買っておいてほしいと思うものがあります。
マイクスタインドです。
これも、安いので良いとおもうので、ぜひ揃えてください。
マイクを手に持って歌うと、それ自体がノイズになって録音されてしまうのです。
録音する場所はあまり音の反響のないところが望ましいです。
広めのクローゼットのある家なら、クローゼットの中で歌うというのも手だと思います。
マイクをパソコンのマイク入力端子につないでしまえば、とりあえず録音は出来るのです。
しかし、それだとノイズものるし、オケを聞きながら録音したときにボーカルの録音タイミングが遅れてしまったりします。
そこで、オーディオインターフェースが必要になってきます。
AUDIOGRAM6/AUDIOGRAM3|製品情報|ヤマハシンセサイザー&ミュージックプロダクション
最近発売になったばかりのものなんですが、価格も非常に安いし、それにも関わらず、録音に必要なソフトもバンドルされているのが魅力的です。
マイクをこれにつなぎ、オーディオインターフェースとパソコンはUSBで接続するので、ノイズがほとんどのりません。パソコンに直接つなぐとパソコンに搭載されているオーディオデバイスのクオリティにもよりますが、パソコン内部のノイズに影響されて録音されたデータにもノイズがのるのですが、これを使うとそれがなくなります。
ノイズに関しては、突き詰めようとすると部屋の改造とかそういう方向に行ってしまうのですが、さすがにそこまでは出来ないので、最低限このクオリティがあればよいのではないかと思います。
フリーのものもいろいろありますが、先ほどのAUDIOGRAM3を入手すれば、録音用のソフトも同時に手に入ります。
しかも、かなり高品質なものなのです!
付属するのは、「Cubase AI4」で、10万円する「Cubase」というソフトの機能制限版です。
詳細は、
こちらが参考になると思います。
機能制限版とはいえ、普通に録音したりカラオケと声をミックスしたりということはなんの支障もなく出来ます。
こちらの比較表も参考までに。
Cubaseシリーズ比較表 :: Steinberg Media Technologies GmbH :: www.steinberg.net
マイクと、マイクスタンド、そしてオーディオインタフェースと全部揃えても、2万円強くらいで収まります。
最初は痛い出費かもしれないですけど、せっかくの歌声をできるだけ良い状態で聞いてもらいたい! と思うなら、お小遣いをためてみると良いかなーとおもいます。
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