2013年12月21日 14:42
愛乙女★DOLLの4thシングル「蒼い空を望むなら」が12/18に発売になりました!
僕はc/wの「虹を見たか」の作編曲をしました。
2曲ともかっこよくて力強い曲で、今までのらぶどる(愛乙女★DOLL)のイメージを覆す作品になったのではないかと思っています。
そんなわけで、CDリリース時恒例の制作秘話をお届けします!
「虹を見たか」は愛乙女★DOLL 4thワンマンライブで、新曲として披露する曲を作ってほしいという依頼を受けて作った曲です。
最初は、「壊して、純情」路線の楽曲を考えていたんですが、横浜BLITZという大きな会場ですし、そこに至るまでの想いを込めた曲のほうがふさわしいのではないかということで、力強い楽曲を作ろうと作曲を始めました。
最初に考えたキーワードはこんな感じ。
そんなことを考えつつ最初に作ったメロディが、これ。 完成版と比べるとかなり違います。同じなのはBメロの前半くらい。
で、全体の構成を考えて、リズムなど作ってみたのが、これ。
これを、プロデューサに渡してOKをもらったんですが、どうもしっくりこない。ここから、僕の苦戦が始まります。
まず、Bメロの後半とサビを作り直し。
これで、メロディはフィックスかなと、アレンジをはじめてみた。
サビはじまりにしたけど、なんか冗長!!で、サビ頭を短くしてみた。
てか、短すぎ!! 「無駄にするな!」って言われましても!!
そして、このあたりでアルバムの再レコーディングがはじまり、そんな中でキーを変えた方がいいのかなと思い始めたのが、迷走の始まり。Aメロがとんでもない方向に進みます。
ないわ。これはない。このハモリパートみたいなAメロは何なの。
迷走の果てに、僕の脳裏に降りてきたのがこちらのメロディ!
ついに、メロディが完成です。
この段階で、作詞のまいさんに歌詞のお願いをしました。
歌詞に関してはAKB48の「転がる石になれ」「RIVER」みたいなプロデューサ視点で、メンバーを叱咤激励するようなものにしたい、というのがありました。
最初に考えた「向こう見ずな未来はすでに過去」というのはまだ、今の段階では早いかなと、まだ彼女たちは向こう見ずな未来へ進み続けてほしいので、
そして、歌詞が完成し、サビ始まりを調整し、nipotanのギター、linoさんのコーラスを加え完成したのが、これです。
試行錯誤の末生まれたのが、この「虹を見たか」なのです。
聞いてくれるファンの人たち、そして、歌っているメンバー自身の背中を押して明日へと進むための力になるようなそんな曲になったのではないかと思います。
しんどい時、元気がなくなった時、明日が見えなくなった時、ぜひ、この曲を聴いてほしいと思います。
このブログ記事を参照しているブログ一覧:
このブログ記事に対するトラックバックURL: https://kujira-ongaku.net/cgi-bin/mt/trkbk.cgi/204