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Luce Twinkle Wink☆「刹那ハレーション」制作秘話

2014年7月14日 23:24

祝! Luce Twinkle Wink☆「刹那ハレーション」PV制作決定!&9月30日リリース決定!&タイアップ獲得!&浴衣 de 祝・勝・会!開催決定!&BOMB掲載決定!

結果報告!ルーチェvsステラ:光と星の大決戦!~未来を掴む5番勝負。PV・タイアップ獲得バトル!|Luce Twinkle Wink☆

なんか、盛りだくさんな感じですが、ほんとめでたいし、よくがんばってきました!
ルーチェメンバー、ファンの方たち、関係者の方たちお疲れさまでした!!

なんか、いろいろめでたくてお祭り気分なので、「刹那ハレーション」の制作秘話など書いてみちゃおうかと思っています!!

この曲の始まりは、元愛乙女★DOLL研究生であった「らぶ☆けん(ルーチェ)」が、脱研究生して、正式なグループとして活動することが決まった、そのライブの日でした。

らぶ☆けん定期公演 『Last Mission』めざせ動員1000人!途中経過報告(3/22)|旧:らぶ☆けんブログ

ライブ後にお邪魔した楽屋で、「CHEEBOWさんの曲が歌いたいです!」と、僕に強く訴えてきた、5人の本気の表情を僕は忘れることができません。
1年半もの間、研究生として、先輩グループの楽曲を歌い続けてきて、自分たちのオリジナル曲を持つことが叶わなかった彼女たち。
その彼女たちが、他の誰でもない、この僕に「作ってほしい!」と言ってくれたのです。
アイドルから直接「僕の曲が欲しい」って言われることってほとんどないのです(だいたいプロデューサさんから話がくるので)。
僕も思わず熱くなり、「じゃ、今までのきみたちが歌ってきた曲を超えよう!」と、無謀にも約束してしまいました。......してしまいました。

というわけで、僕は、ひとつ方針を決めました。
今まで彼女たちがカバーしてきた中でも、特に盛り上がる「GO!! MY WISH!!」と「ギュッとSTAR!!」、この楽曲のBPMだけでもせめて超える!!
......あ、や、いろいろ間違ってるのはわかってますよ? でも、せめてそこを足掛かりにしないと先に進めなかったんですもん。
というわけで「GO!! MY WISH!!」のBPM165、「ギュッとSTAR!!」のBPM166の上でBPM167ということを決めました(最終的にはBPM166に落ち着きますが)。

最初は、彼女たちにはかわいい曲が似合いそうだし、ファンの人たちもそういう楽曲(☆U☆とか、LOVE&PEACEみたいな)を求めているのかなとは思ったんですが、何度かライブで彼女たちのパフォーマンスを見ているうちに、かっこいい曲での表情が素晴らしいことに気づきました。
そこで、基本かっこいい路線の楽曲、そして、今まで彼女たちが歌ってきたどの曲とも違うテイストの楽曲ということを考えました。それでないと、脱研究生する意味がないですし、彼女たち自身の色を出せる曲ということで、制作を開始しました。

で、メロディ、実は、あっという間にできました。
試行錯誤もそんなになくて、するするっと。今のバージョンより、若干サビが弱いかなーって感じではありますが、ほぼ、最終版通り。
ルーチェのライブには何度も足を運んで、メンバーの歌唱力の高さは分かっていたので、メロディをしっかり聴かせて、サビでがっつり盛り上がる感じのメロディを目指しました。
でも、やはりちょっとかわいさが欲しいと思ったので、Dメロ(Twinkle Twinkleのところ)で、かわいさと、ちょっとおしゃれな感じを出しました。C∆7→Cm6ってコード進行、実はこの曲で初めて使いました。

音楽的にもいくつか仕掛けを施しました。
1年半もの間脱研究生できなかったもどかしさ、上にあがれない悔しさ、これを表現するためです。

  • 下降系のメロディが多い:上にあがれない
  • コード的に解決しない:脱研究生できない

楽曲自体はマイナーではないけど、でもどこかマイナー感があったり、スリリングなコード進行になっていたりするのも、この仕掛けの一部です。
Gメジャーですが、すべてのパートがサブドミナントのCから始まるあたりも、こだわりポイントでした。

で、楽曲の構成も作って作詞のまいさんに送ってみたところ、こんな提案が。

「この曲、転調後のラスサビのみ解決させたらどうだろう?」

じつは、最初のメロディ案では、最後のサビも、他の部分と同じでコード的に解決してなかったんです(注:「いま約束よ」のところ)。でも、まいさんの提案試してみたらこれがまた素晴らしい!
最後に解決してメロディも明るくすることで、初めてのオリジナル曲を歌いきった後の、希望や、未来が見えてくる感じになったじゃないですか!!!
採用!!

で、さて、アレンジってことになるわけですが、このタイミングで、天誅ガールズなるアイドルグループにルーチェの3人が入ると言う情報を得ました。アニメの挿入歌を歌うグループなので、ライブもアニメ関係のイベントでやることが多くなりそう。
天誅ガールズで、ルーチェの3人に興味を持って、ライブに来てくれる人も増えるかもしれない。だとしたら、その人たちをがっかりさせたくない!
その思いもあり、アニメのOPとしても支えうるアレンジを目指すことになります。
サビ始まりで主人公である女の子たちが走っている絵、イントロのギターソロでタイトルが出て、Aメロで日常の描写、みたいな感じで、映像を思い浮かべながらアレンジして行きました。

歌詞としては、「光」とか「光速」とかをイメージしたものでいくことに。
このアレンジで、このイメージってこともあり、非常にSF的なイメージになった気がしています。

歌詞もできて、ギターも録音でき、仮歌とコーラスも録音され、楽曲自体完成します。
そして、初披露!

くじら音楽部::WORKS:: Luce Twinkle Wink☆「overture」「刹那ハレーション」できました!

大変盛り上がりましたし、メンバー自体のテンションもハンパではなかったです。

でも、僕の理想の刹那ハレーションには、まだまだ届いていない。
そこで、僕はこんな提案をしました。

「自分が好きなアニメのOPの音声を消して、それを観ながら刹那ハレーションを聞いてごらん」

刹那ハレーションは、彼女たちのために、彼女たちのことを思って作った曲です。
なので、あの曲では彼女たちのことが描かれています。
でも、そこで終わってしまう程度のポテンシャルの曲ではないのです。
あの曲には、もっと大きな世界が描かれています。
それを聞いてくれるファンの人のこと、会ったことのない誰かのこと。
そんな人たちが、刹那ハレーションを聞いて、なにかを感じてくれるようなそんな曲なのです。

この提案をしてからの彼女たちの成長は著しかったです。
刹那ハレーションとはなんなのか?
この世界観を、彼女たち自身で見いだして、それをパフォーマンスに還元しています。
これは、今現在も「進行中」です。
曲の世界観にシンクロする気持ちよさを彼女たちが感じてくれているなら、こんな幸せなことはありません。

これから、彼女たちは刹那ハレーションをみなさんに聞いてもらう旅に出ます。
9/30のリリースまで、彼女たちがどんな風に、この曲を進化させて行ってくれるのか、今から僕はそれが楽しみで仕方ありません。

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