2015年6月23日 10:49
アイドルに楽曲提供していると、ときどき、レコーディングでディレクションを任せてもらえることがあります。
録音しながら、テイクの良い悪いを判断したり、ここはこう歌って欲しいと要望を出したり、アドバイスをしたりってことですね。
ボーカルディレクションを何度もやってきて、割と毎回同じことを言っているなぁと思うことがあるので、今回ちょっと書いてみようかと思います。
レコーディングで僕が毎回言っていることそれは
強く歌うところにアクセントをつける
ということです。
どういうわけか、のっぺりと歌を歌う人が多いんですよね。
のっぺりと歌うとリズムが悪く聞こえる、音程もはっきりしない、感情が伝わってこない、とあまり良いことがないのです。
では、どういうところにアクセントをつけるかというと、小節の1拍目とか、シンコペーションしてるところとかになります。
具体的にいってみましょう。
参考曲は僕が楽曲提供したLuce Twinkle Wink☆の刹那ハレーションです。
この曲、サビ始まりになっています。この最初のサビはこうなっています。
はしれ こうそくで はなーったやが きみのはーとにささるように
この部分にどうアクセントをつけるかというと
はしれ こうそくで はなーったやが きみのはーとにささるように
この太字で示した部分です。
やりすぎると気持ち悪いですが、少なくともこの太字の部分だけでも意識して音を置くと、リズムがかなり良く聞こえるはずです。感情も込めやすくなります。
僕は、音楽を専門で勉強したわけでもないですし、ボーカリストでもないし、歌もかなり下手な方なので、なに言ってやがんだよって感じかもしれませんがw
ただ、少なくとも、これをアドバイスすると、飛躍的に歌が上手く聞こえるので、ぜひ、一度試してみてください。
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